最終更新: 2026-08-22 ・ 約12分で読めます ・ 修理費 編集部

N-BOX 低圧燃料ポンプ リコール エンスト対策|届出番号と型式・製造年月を公式情報で確認

この記事は「N-BOXのエンストや燃料ポンプの不具合がリコール対象か調べたい」という方のためのものです。

ホンダ公式と国土交通省の届出情報をもとに、低圧燃料ポンプに関連するリコール届出を体系的に整理しました。2020年から続くインペラ不良リコール(届出番号4751→5423等) と、2026年に届出された修理作業不備リコール(届出番号5823) の2系統があり、混同されやすい状況です。

なお、筆者はN-BOXの実車を所有しておらず、本記事はホンダ公式の市場措置情報・国土交通省のリコール届出情報を一次情報として確認したものです。個別の対象可否は必ずホンダ公式または販売店でご確認ください。


この記事の要点


結論: まず車台番号で照会する

エンストの症状がある場合でも、まず次の手順で対象可否を確認してください。

  1. recallsearchp.honda.co.jp に車台番号を入力する
  2. 「リコール対象あり」と表示された場合は、最寄りのホンダ販売店に予約する
  3. リコールは無償・期限なし。何年前のリコールでも対応可能
  4. 「対象なし」だった場合は、エンストの原因として別部位の点検も検討する

N-BOX低圧燃料ポンプリコールの2系統

系統A:インペラ不良によるエンストリコール(本体)

最新統合版:届出番号5423(令和5年12月8日届出)

N-BOX関連の届出番号の変遷

届出番号届出日内容
4751令和2年5月28日最初の届出(CR-V・インサイト等、N-BOX一部含む)
4917令和3年3月25日対象拡大
5159令和4年6月2日対象拡大
5328令和5年6月2日対象拡大
5395令和5年10月13日交換用部品自体のリコール
5423令和5年12月8日統合・対象拡大(最新・現行版)

5423以前の届出はすべて5423に統合されています。現在はホンダ公式で5423を参照するのが正しい確認方法です。

N-BOX対象型式と製造期間(届出番号5423)

型式通称名製造期間
DBA-JF1N-BOX・N-BOX Custom・N-BOX+・N-BOX SLASH平成29年7月8日〜令和元年8月22日
DBA-JF2N-BOX・N-BOX Custom・N-BOX+・N-BOX SLASH平成29年7月10日〜令和元年8月24日
DBA-JF3N-BOX・N-BOX Custom平成29年7月26日〜令和元年10月3日
DBA-JF4N-BOX Custom平成29年8月24日〜令和元年8月9日
6BA-JF3N-BOX・N-BOX Custom令和元年10月2日〜令和2年2月12日
6BA-JF4N-BOX Custom令和元年11月11日〜令和元年12月12日

対象は2017年7月前後〜2020年初頭に製造されたJF1/JF2/JF3/JF4すべてが含まれます。ただし製造年月だけで対象を判断することはできず、車台番号による照会が必要です。


系統B:修理作業の不備によるガソリン漏れリコール

届出番号5823(令和8年5月28日届出)

5823の対象は系統Aのリコール修理を実施した車両のうち、作業が不適切だったものです。対象台数が3,364台と少ないのはこのためです。

N-BOX対象型式と台数の概要(届出番号5823)

型式主な通称名台数概算
DBA-JF1N-BOX・N-BOX Custom・N-BOX+・N-BOX SLASH7台
DBA-JF2N-BOX・N-BOX Custom1台
DBA-JF3/6BA-JF3N-BOX・N-BOX Custom計1,242台(JF3: 1,177台、6BA-JF3: 65台)
DBA-JF4/6BA-JF4N-BOX Custom計86台

5823の対象者はホンダから個別連絡が届いている可能性があります。 連絡が届いた場合は、速やかにホンダ販売店に予約してください。


2系統の整理表

混同を避けるために、両系統を並べて整理します。

項目系統A(インペラ不良)系統B(修理作業不備)
最新届出番号54235823
届出日令和5年12月8日令和8年5月28日
不具合の原因インペラ成形不良リコール修理の施工不備
主な症状エンスト・始動不良ガソリン漏れ
N-BOX対象台数数十万台規模数百台規模
改善措置低圧燃料ポンプ交換ロックナット・パッキン交換

自分の車が対象か確認する方法

手順1: 車台番号を確認する

車台番号は以下の場所に記載されています。

JF1/JF2の場合は「JF1-XXXXXXX」または「JF2-XXXXXXX」形式、JF3/JF4の場合は「JF3-XXXXXXX」または「JF4-XXXXXXX」形式です。

手順2: ホンダ公式で照会する

recallsearchp.honda.co.jp に車台番号を入力すると、系統A・系統Bの両方の対象可否が即時表示されます。

手順3: 対象がある場合

照会結果に「リコール対象あり」と表示された場合は、最寄りのホンダ販売店に車台番号を伝えて予約してください。

電話で確認したい場合

Honda市場措置専用窓口: 0120-280524(平日9〜17時、年末年始12/31〜1/3を除く)


対象外だった場合の燃料ポンプ交換費用の目安

リコール対象でなく、燃料ポンプの不具合が実費修理になる場合の費用目安を整理します。

修理内容費用の目安
低圧燃料ポンプ交換(ディーラー)3〜5万円程度(部品代+工賃)
低圧燃料ポンプ交換(独立系工場)2〜4万円程度
燃料フィルター交換のみ5,000〜1万円程度

費用の根拠と注意事項:


よくある質問

Q1. N-BOXに乗っています。エンストしたのですがリコール対象ですか?

まず recallsearchp.honda.co.jp で車台番号を照会してください。対象か否かは型式や年式だけでは判断できず、車台番号での確認が必要です。2017年7月〜2020年初頭製造のN-BOXはリコール対象の可能性がありますが、個別の車台番号が対象範囲に入るかどうかはホンダ公式で確認してください。

Q2. リコールハガキが来ていないのですが、対象外ですか?

リコールのハガキが届いていなくても対象の場合があります。中古車で購入した場合など、連絡が届かないことがあります。必ず車台番号で照会してください。

Q3. 過去にリコール修理を済ませました。届出番号5823は関係しますか?

系統Aのリコール修理(低圧燃料ポンプ交換)を過去に受けた場合、その修理作業が不適切だったものが5823の対象です。5823の対象台数は3,364台(N-BOX分はその一部)と限定的ですが、ホンダから連絡が届いた場合は速やかに対応してください。照会は車台番号で確認できます。

Q4. JF3/JF4(2代目N-BOX)も対象ですか?

はい、JF3/JF4(6BA-JF3/JF4を含む)も系統Aのリコール(届出番号5423)の対象範囲に含まれています。ただし対象は製造期間が特定の範囲に限られるため、車台番号での確認が必要です。

Q5. 対象外と照会結果が出た場合でも、エンストが続くときはどうすればよいですか?

リコール対象外であっても、エンストの症状はホンダ販売店または整備工場で診断を受けることをお勧めします。燃料ポンプ以外の原因(点火コイル・スパークプラグ・燃料フィルター詰まり等)によるエンストも多く、診断なしの部品交換は費用が無駄になる可能性があります。

Q6. 自費で修理してしまいました。リコール対象だった場合、費用は戻りますか?

リコール対象部位を自費修理した場合、条件によっては費用が返金される場合があります。まずHonda市場措置専用窓口(0120-280524)に相談してください。


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この記事について

本記事は、ホンダ公式の市場措置情報および国土交通省のリコール届出情報を一次情報として確認し、整理したものです。筆者はN-BOXの実車を所有しておらず、実車を診断・整備した記録ではありません。

リコールの適用可否は車台番号でしか確定できません。本記事の型式・製造年月の記載は公式情報に基づきますが、最終判断は必ずホンダ公式の照会または販売店でご確認ください。

最終確認日: 2026年8月22日

出典